重要文化財建造物、明治期の建造物

旧第六旅団司令部庁舎、軍隊の遺構

旧第六旅団司令部庁舎

明治31年(1898)に陸軍により建てられた木造瓦葺平家建て、床面積196m2の建物です。第九師団の司令部があった二の丸から一段下がった場所に建てられ、建設当時から移築されることなく金沢城内に残る唯一の軍隊の建造物です。 中央に玄関を持つ左右対称のデザインで、当時は陸軍本省が各師団建物の設計をしていたため全国に同様の建物が建てられました。内部は司令官室や応接室などいくつかの部屋に区画されました。

 

会議室

金沢大学時代には教育開放センターとして利用され、現在は金沢城公園を管理する事務所の一つとして会議室や倉庫などに使われています。(内部は一般公開していません)   なお、二の丸に存在した旧第九師団司令部庁舎は戦後移築され、現在は本多の森公園にある国立工芸館の建物として活用されています。

 

レンガ造りのトンネル

この他の軍隊の遺構として、本丸の石垣に開けられたレンガ造りのトンネルがあります。本丸を弾薬庫として利用した軍隊が、石垣を改修して弾薬庫への通路を作ったものです。こうした軍隊時代の改変の跡や遺構は、現在でも城内各所に見ることができます。